受け取り

自分の仕事で申請手続きなどをお願いしている設計士さんが、御自宅を建てられるということで、木工事を請け負うことになりました。

大工手間だけを金額を決めて請け負うことを『受け取り』と言い、ハウスメーカーなどは全てがそれにあたります。

受け取りゆえに、如何に手をかけず、簡単に、早くやりきるか...

そのような仕事をしてる職人を大工とは言えないと思い、自分は手をかけて、丁寧な仕事をしていこうとやってきましたが、メーカーではなく、お施主様から直々に大工手間を依頼されたので、ここは一丁やってみよう!と思い、請け負ってみました。

いざやってみると、手を抜こうと思えばいくらでも抜ける場所があるんだなぁという感想です。

メーカーの仕事もしている知人に応援にきてもらって、その人の周りの大工さんはどうしてるかを聞きながらやっているのですが、ちょっと度肝を抜かれますね。

今のところメーカーの仕事を今後請けていく予定はないので、どっぷり浸からないように、自分なりに許せる範囲で、せかせかと頑張ることにしました。

ただ、金額が決まっている以上、出来ないこともでてきますが...


今回の物件は二世帯住宅なので、とりあえず大きいです。

そして仕様が独特なため、意外と手間取ってます。

通常は耐震等級1の建物ばかりなのですが、設計士さんのこだわりで、耐震等級が3らしく、それに伴って構造金物の数・箇所がとても多く、また、制振装置なんてものも導入されるかもしれないみたいで、金物に頼らない木造建築を学んできた私とは概念そのものが違うようです。

普段はビルや店舗など、大きな建物を設計している方だから、住宅ばかりをしてきた私にはある意味新鮮です。

【倉敷市真備町の大工が建てる】もりしげ建築工房【新築・リフォーム】

倉敷市真備町で建築・建設業を行っています。倉敷市真備町の大工が新築・リフォームなどお家に関するご相談を承ります。

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