性格
先日、2度目の木工教室のお手伝いに行ってきました。
今回も前回と同じく真備町の川辺で行われたのですが、7組の方が参加されました。
我々職人は仕事を習う為に最初は工務店に入ったり、直接親方についたりします。
そこから見習い期間という苦しくて辛い時間がはじまります...(笑)
その期間は上の人の言うことは絶対で、反論するなんてもってのほか。
従わないなら仕事を教えてもらえませんから、言われた事を言われた通りに行います。
白い物を上の人が黒いと言えば、それは黒い物になります💧
しかし、今回のような木工教室では皆さんがそれぞれの個性を発揮されます。
主催の方が『皆さん、一旦手を止めて、私がするのを見てください!』と言ってお手本を見せても、話の途中で作業を始められたり、言われた事よりも自分の思うやり方で作業をされたりします。
皆さん良い大人ですし、見習いを始める為に集まってるわけではないですから、当然と言えば当然です。
ただ、職人としての見習い期間を過ごしてきた私にはそのような感覚が備わっていないので、非常に戸惑いました。
でもそれが逆に新鮮でもありました。
作業にもそれぞれの個性が如実に現れて、大雑把にされる人、几帳面にされる人、我が道を行く人などがいて、見ていてとても面白かったです。
もちろん職人の見習いとしては失格ですが(笑)
帰られる時に皆さんが笑顔になられるこのようなイベントに参加させていただけて、とても有難く感じています。
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