伝える
ボランティア関連で知り合った方(大工さん)に誘われて高知県香美市へ行ってきました。
その知り合った方が真備町で起きた水害から得た情報を他地域へ伝える活動をされていて、今回は香美市からの要請で講演会を開くことになったそうです。
私はただのお供です。
でも実際に被災をした者でもあるので、あの悲惨な経験を伝えることで活かせるなら、何かお手伝いをと思い、同行した次第です。
高知県は林業が盛んな地域として有名ですが、現在は後継者不足が非常に深刻な状況だそうです。
そして大工さんも次世代が全く育っていないそうで、とある地域では人口3千人に対して大工さんが一人だとか。
このような状況で南海トラフ地震による津波や土砂災害が発生した場合、被災した住宅はどうなるのかと...
とても深刻な問題です。
講演の内容は災害が発生してからの手順や、その際に必要な物や人の説明、支援団体の種類、解体時の段取りの説明などなど。
集まった方は総勢40数名。
建築関係者が3分の1、森林組合関係者や製材所関連の方が3分の1、市役所関連の方が3分の1で、香美市の市長さんや高知県会議員さん、技術訓練校の先生、高知大学の教授なども来られていて、香美市の災害に対する意識の高さに感服いたしました。
講演はとても内容が濃く、明瞭・明解で、しっかりと『伝わった』と思います。
そしてせっかく高知に来たということで、カツオのたたきも忘れずに食べて帰りました(笑)
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