六葉
先日、某寺院で六葉(ろくよう)の取り付けを行いました。
六葉とは6枚の葉を六角形に模様化した飾り金具で、社寺などの長押(なげし)・懸魚(げぎょ)・扉の釘隠しなどに用いられる物ですが、あまり一般的には聞き覚えのない言葉ですね。
でも見れば『あー!これか!』と思われる方も少なくないかもしれません。
この度お手伝いに行かせていただいたお寺(客殿)はかなり大きな建物だったので、六葉の数もとても多く、数えてはいないのですがおそらく50~70個。
長押(なげし)に付けて回るだけでも半日かかりました💧
本来は釘を隠すために用いられていたのですが、現代の工法ではあまり正面から釘などを打ち付けることはなく、材を継いだ箇所をメインに取り付けられたりしますが、それよりもむしろ装飾としての意味合いの方が大きいかもしれませんね。
寺院や神社に参拝される時に気にして見てみると面白いかもしれませんよ。
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