家具製作
私が忙しさにかまけてブログの更新を怠けている間にめっきり暖かくなり、桜も満開を終えて葉桜になってますね。
暖かくと言うよりも、すでに暑く感じるには私だけではないはずです。
そんな中、真備町の設計士さんのご自宅は木工事を終えて、今はクロス屋さんが入られています。
ですが、ひとまず『その後』から。
内壁の下地を7割方済ませて、家具の製作をしました。
今回使用するのはゴムの木の集成材です。
以前はタモの集成材を使用することが多かったのですが、タモが手に入りにくくなったことで価格が高騰し、代替品として出てきたのがゴムの木です。
一般的に使用される集成材はパイン多く、価格・作業性共に使いやすい樹種です。
タモは非常に硬く、新品の刃物を使用しないと真っ直ぐ引き割ることもままならないほどです。
その代替品のゴムの木なのでやはり非常に硬いです。
階段に集成材を使用する場合などは良いと思いますが、物入れや棚に使用するのは作業性が劣るため、大工としてはお勧めしません。
作業性が悪いということは、余計な手間がかかるということで、そこに不必要な手間がかかると、他に手をかけることが出来なくなるからです。
本来なら全ての箇所にかけれるだけのい手間をかけたいとこですが、予算の関係上そうゆうわけにもいかず、トータル的に考えると不必要なとこへの手間は避け、かけるべきとこへシッカリと手間をかけることが理想だと考えます。
今回は大工手間だけを請けているため、樹種は施主兼設計士さんが決められたため、材料が搬入された時点でゴムの木だと知り、やや啞然としました。
まぁ出来ないことはないので、丸鋸(まるのこ)の刃を新品に替え、手道具の刃物を研ぎ、家具製作に挑みました。
背板と呼ばれる奥の面はシナベニヤという化粧用(仕上げ用)の合板仕様になっています。
キッチンカウンターと本棚と物入の枕棚と棚類。
それを一階部分と二階部分なので、なかなかのボリュームでした。
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