入母屋
大変ご無沙汰しておりました。
17日にとある試験があり、それに向けててんてこ舞いだった為、更新が滞っていました。
準備不足感が否めない状態で挑んだ試験だった為、自信は無かったのですが、自己採点をしたところ合格基準点を超えているようなので、近々良い報告ができそうです。
受かっても受からなくても試験は今年で最後というつもりで挑んだので、良い結果が出てくれるとありがたいです。
3年で国家資格3つという目標が達成できることをお祈り下さい。
少し前になるのですが、以前居た工務店から応援の要請が来て、屋根仕舞いのお手伝いに行ってきました。
今回はなんと入母屋(いりもや)です。
その工務店は以前は入母屋の住宅をたくさん建てていたのですが、時代のせいもあり、ここ10年くらいは無かったようで、久々の入母屋に従業員達も少々気合が入っていたように感じました。
入母屋という屋根はお城やお寺や神社に用いられている屋根の形状と言えば分かりやすいででしょうか。
昔で言う本家普請(ほんけぶしん)では当たり前に用いられていました。
手間が非常にかかり、コストも高くなる上、雨仕舞いもよくなく、見た目も今風ではないので、今では滅多に新築には用いられてないのですが、やはり風格があり、豪華で、技術と知識が必要なこともあり、大工の感性から言うと、やっぱりやりがいはありますね。
特に今回は出し桁(だしげた)という、軒を深くする為に桁(けた)の外にもう一つ桁を設ける工法をしているため、より一層木組みの美しさが際立っていました。
材料も大変良い物を使用していたので、ついつい見入ってしまいました。
写真からもその美しさが伝わるのではないでしょうか。
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