そとん壁

皆様、お疲れ様です。

朝晩がかなり涼しくなり、すっかり秋めいてまいりましたね。

日が沈むのが早くなったなぁと感じます。


では『その後』について。

外壁の大工工事が終わったので、左官工事にバトンタッチしました。

昔は外壁の左官仕上げと言えば漆喰(しっくい)がほとんどでした。

お城やお寺、神社は今もなおですが、住宅においてもそうだったと思います。

そして高度経済成長期頃からモルタル下地に塗装する仕上げが増えたのではないかと想像します。

その後、サイディングの登場により左官仕事の激減。

今では絶滅危惧種に指定されたとかされてないとか。。。

しかし最近、知り合いの左官さんが言うには、ここのところ外壁を塗る仕事が増えてきたそうです。

これが全体的な左官仕事の増加なのか、職人の減少による一人当たりの仕事量の増加なのかは分からないのですが、一部の噂では前者なのではないかと聞いています。


さて、今回の現場では左官さんによる【そとん壁】の【かき落とし】です。

そとん壁は火山灰を主な原料にした材料で、それを全体に塗り、数日乾燥させた後、剣山のようなもので円を描くようにカリカリ カリカリと搔いて、表面をザラザラになるように仕上げる工法です。

私は目にするのは初めてだったのですが、左官さんが言うにはひと昔前に流行っていたとか。

仕上がった感じも独特で味があり、柔らかい雰囲気だなと感じました。

かなり好みは分かれそうな気はしますが。

【倉敷市真備町の大工が建てる】もりしげ建築工房【新築・リフォーム】

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