破風板

めっきり春めいてきましたね。

道中に見かけていた梅の木が満開になっていました。

桜の開花宣言も近そうですね。

そんな中、瓦の葺き替え工事をしている現場の破風板の交換をしてきました。

最近の家は屋根の形状は片流れが主流なので、破風板と言われても何のことか分からない人も少なくないでしょうね。

切妻のお宅でも木目調の石綿版が使われることがほとんどなので、木で破風板を作ることができる大工さんも少なくなってきたようです。

今回のお宅は入母屋だったので、下端をR状にしました。

真ん中の拝み部分の木巾に対してどのくらい曲げて、破風尻(下側)をどのくらいまで細くするかは経験と感性や感覚が必要になるため、作成する人によってまちまちです。

私は拝み部分から全長の4分の1の位置で木巾の5分の4を通り、破風尻で木巾の3分の2になるように曲げるのが美しいと思うので、今回もそれをベースに作りました。

全長や勾配によって変えたりもするので、ケースバイケースだったりしますが。

自分的には美しい破風が出来たと思うのですが、皆さんの感覚ではどのように感じますか?

【倉敷市真備町の大工が建てる】もりしげ建築工房【新築・リフォーム】

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