上げ膳据え膳

先日、古民家再生をされたお宅の見学に行ってきました。

このお宅内で某高校の美術部が作品を展示しており、それらを見に来られた方がたくさんおられて、大変な賑わいでした。

私個人としては絵画や美術にも興味があり、ゆっくりと拝見させていただきたかったのですが、時期的に今はあまり多くの人がいる場所に長いするべきではないと思い、早々に退散しました。

一般的な住居ではなく、ギャラリーとして使用することを目的としたようなリフォームをされていました。

天井を取り払って元々使用されている梁(はり)を見せていたのですが、まぁまぁの曲がりようなので、当時墨をつけて刻んだ大工さんは大変だっただろうなぁと、思いをはせました。

私がまだ丁稚(でっち)だった頃は、本家普請と呼ばれるお家が建てられるのは非常にまれで、建築費用が五千万を超すことは珍しかったのですが、それより遥か以前では当時の価格にすると一億ぐらいかけて建築されることは珍しくなかったんだと思います。

聞く話によると、棟梁は住み込みで仕事をして、朝昼晩の食事付き。

現場の掃除はお施主様の仕事で、まさに上げ膳据え膳だったとか。

私の性格上、全くもってうらやましいとは思わないですけど。。。

【倉敷市真備町の大工が建てる】もりしげ建築工房【新築・リフォーム】

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