選択の自由

ここのところとても寒い日が続きますが、皆様は体調を崩されたりしていませんか?

ただいま施工中の現場ではサイディング屋さんと板金屋さんが、かじかむ手の痛みを堪えて、外での仕事に勤しんでおられます。

粉雪が舞う中でも、ひたすら我慢して作業をされる姿には、ただただ関心させられます。

こちらのお宅は二世帯住宅ということもあり、とても大きく、サイディングを貼る面積もとても広いのですが、大方貼り終えたようです。

ガルバリウム鋼板の屋根の場合、破風は石綿版を使用することが多いのですが、こちらのお宅は施主兼設計士さんの意向で板金の破風を採用されています。

施主兼設計士さんから送られてきた年賀状には、こちらのお宅の完成予想図のイラストが記載されており、そこには【シンプルな家】というタイトルがつけられていました。

屋根はブラック、壁はホワイトを基調とした少し柄が入った光ファイバーのサイディングに、アクセントとして黒い焼き板調のサイディングが用いられ、サッシ及び水切りはシルバーで、破風や外壁に使用された板金はホワイト。

外部に使用する色は3色以内にすると統一感が出ると言いますので、まさに統一されたシンプルな外観です。

我々建築に携わっている物は、施工前に縮図をかいたり、原寸をひいたりして、全体の完成図が大体頭に浮かんだ状態で仕事にかかりますが、一般のお客様は図面を見ただけで完成した画を想像することは容易ではないと思います。

現在では3Ⅾ画像を使用して外観や内観を見せることもできたりしますし、予算に余裕があれば模型の政策を依頼されてみるのも良いかもしれません。

ただ、私は制作している段階に合わせてお施主様と相談していき、現状をを把握された上での選択をすることが、より満足する結果につながると思い、実施しています。

選択される物によっては金額が上がることもありますが、同じ金額で違うデザインのものや、より気に入ったもので低価格な物を選択することでもできます。

よく理解出来ない図面上で全てを決めて、あっという間に完成してしまう現在の家づくりの在り方を疑問に感じるので、より満足していただける家づくりを目指して、私は独自の道を進んでいきたいと思います。

【倉敷市真備町の大工が建てる】もりしげ建築工房【新築・リフォーム】

倉敷市真備町で建築・建設業を行っています。倉敷市真備町の大工が新築・リフォームなどお家に関するご相談を承ります。

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