ものづくり
皆様お疲れ様です。
先日、以前勤めていた工務店から屋根仕舞いのお手伝いを頼まれ、3日間だけ行ってきました。
最近では知人の大工が請けた仕事の建前(上棟)に呼ばれることがありますが、建前の日に
屋根仕舞いまで終わらせるのは当然で、場合によってはその日に外部の面材まで済ませてしまうこともあります。
これらの場合は構造材はもちろん、屋根の垂木(たるき)や屋根に貼る板(コンパネ)、外部面の間柱や窓台などは全てプレカット工場でプレカットされていて、大工は番号や記号を見て次々に取り付けていきます。
とても合理的で、みるみるうちに出来上がっていきますが、決して良いものづくりはできません。
形になりさえすれば良い、仕事の良し悪しは気にならないのなら構いませんが、本来の家づくりからはほど遠いと私は思います。
スーパーの総菜と一流料亭の食事が別格なのと同じですね。
最近テレビでとても美味しそうなスイーツを探して配達する番組を見ました。
おそらくパティシエの方は相当修行されて、たくさん学ばれて、研究を重ねた結果出来上がったものだと思います。
しかし、一般的にはスーパーやコンビニでスイーツを買われる方がほとんどですよね。
頻度や金額にもよると思いますが、一生に一度の買い物ならスーパーのスイーツより修行を重ねたパティシエが作る芸術的なスイーツを選ばれた方が満足できるのではないかと私は思います。
良い材料を使い、技術を駆使して、より良いものづくりをしていきたいと改めて感じた3日間でした。
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