パッシブ冷暖房システム
気が付けば6月が終わり今年も残りあと半分ですね。
年始に掲げた今年の目標は達成できましたか?
達成に向けて頑張っていますか?
私の上半期の目標は施工管理の試験に合格することだったので、一応クリア出来ました!
そして今日から下半期の目標クリアに向けてスタートを切ったところです。
お互い頑張っていきましょう。
さて、今回の現場ではパッシブ冷暖房システムというものが用いられます。
私も初めて聞く名称だったのですが、簡単に説明すると、床上に設置したエアコンに床下で複数のダクトを繋いで、そのダクトを床下にはわし、一階の各部屋に1つのエアコンから送風するシステムです。
一階のキッチンやダイニング、脱衣場や和室などの床に開口を設けて、そこから風が出るというもの。
費用は一般的な家の家中のエアコン器具代を遥かに超えるので、費用対効果がよほどあるのか無いのか。
そこが肝心ですけど、私には知り得ない部分なので、とりあえず必要な木工事を進めていきました。
床に開口を設けて床下にはわしたダクトから風を送る為、床下には換気口を設けませんし、基礎パッキンによる換気も行いません。
この場合、床下の土台と大引(おおびき)に切り込む床断熱工法では無く、基礎に断熱材を貼り付ける基礎断熱工法になります。
一般的な基礎断熱工法の場合、外周面から60㎝の間の基礎の底部と立上り部分だけに断熱材を張り付けるのですが、今回のパッシブ冷暖房システムでは底部全面と外周面の立上り部分に断熱材を施す仕様になっています。
先に断熱材を敷き込んだ後に大引を支える鋼製束を取り付け、鋼製束の足元の断熱材は切り欠ぎ、鋼製束を施工した後に発泡ウレタンで補修します。
私は今までは主に工務店での仕事がメインだった為、このような設計事務所ならではの試みや発想はとても刺激になりますし勉強になります。
今後も付き合いがあるかどうかはまだ分かりませんが、とりあえずこの現場でより多くの事を吸収させていただこうと思います。
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