乱尺
少しお久しぶりです。
激しい雨が続いていますが、みなさんのお住まいの地域は大丈夫でしょうか?
私が住んでいる真備町は今のところ何か起きたという話は聞こえてきていません。
全国的にあれだけニュースになったので、また真備町が被害を受けるようなことがあれば、行政に対する責任の追求などが大変なことになると思うので、きっと真備町は大丈夫なのではないかと、勝手に楽観視しています。
さて、現場の進捗状況の続きですが、断熱工事の後床を貼りました。
この度使用するのはナラです。
そして、長さがまちまちです。
ハウスメーカーなどで使用されているのはベニヤでできたフロアー材ですが、工務店や設計事務所は無垢のフローリングを使用することが多々あります。
無垢のフローリングでも、いくつかの板を継ぎ合わせて一枚になっているフローリングの事をユニットと呼び、継ぎ合わせることなく一枚になっているものをソリッドと言います。
なので、今回使用するフローリングはナラの乱尺のソリッドフロアーと言うと分かりやすいですかね。
ユニットフロアーだと、特殊な物を除くと長さは1820㎜に決まっていて、継ぎ目の位置に規則性を持たせるか、敢えて規則性を持たせない乱張りをするかの二択になりますが、乱尺のフローリングを使用する場合は乱張り一択になります。
色々な長さの板が同数入っている訳ではなく、かなり偏って梱包されているため、貼るのも一筋縄ではいきません。
隣り合った板の継ぎ目が重ならず、極力離れるようにし、かつ斜めから見ても不規則になるようにしないと、乱尺の良さが出ません。
木目の美しい物は玄関やリビングの入り口付近に、節があったり色の悪い物は家具がくる下に持っていき、入居された後に少しでも見栄えが良くなるように考えながら板を選んで貼っていきます。
無垢の材料を扱う上で一番大切な事だと思います。
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