気密検査
猛暑が続いてると思っていたら今度は毎日のように雨ですね。
暦の上では秋らしいので、この雨は秋雨になるそうです。
このまま涼しくなってくれればありがたいのですが、なかなかそういうわけにもいかず、もうしばらくは残暑が続くようなので、体調に気を付けつつ頑張っていきましょう。
ではその後の進捗状況ですが、現場では機密検査を行いました。
外部の通気工法や外周の断熱工法によって冬は暖かく夏は涼しい環境を作っていくのですが、その環境づくりには機密というのもとても大切な要素となっています。
機密とは簡単に言うと、玄関や窓、換気口や吸気口以外から屋外の空気が家の中に入ってきたり、逆に家の中の空気が屋外へ出ていかないようにすることです。
要するに隙間を無くすことが機密を上げることですね。
機密を上げることで冷暖房の効力を最大限に活かすことができますし、計画的な通気経路を確保することができることによって、空気の循環が計画通り行われ、二酸化炭素などの汚染物質が屋内に滞ることを防ぐことに繋がります。
普段から機密には気を付けて仕事をしているのですが、測定したことは無かったので、今回の現場での機密の数値を知ることで今後に役立てることができそうな気がします。
今回の現場は一部を除いて外部には面材を貼っておらず、柱・間柱に直接透湿防水シートを貼っているので、隙間ができやすい仕様になっているのですが、内部に機密シートを貼って機密シート相互を機密テープで貼り合わせたりすることによって空気の出入りを防いでいます。
測定するために玄関などの開口部を塞いで、機械で屋内の空気を外部へ排出していき、建物内の空間全体の空気の減少速度や空気の密度などを測定して機密を測定します。
一般的には1.0を切ると優良とされてるのですが、結果はなんと0,8でした!
この結果には少々驚きました。
この検査によって、どういったところに隙間が生じやすいかなどを知ることができたので、今後の家づくりに活かしていこうと思います。
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