職人のこだわり
みみなさん、お疲れ様です。
暑かったり肌寒かったり雨が続いてみたりと不安定な天候が続いていますがお変わりないですか?
この5月6月の暑さに体を慣らしておかないと、7~9月の猛暑に耐えられなくなるので、私は意識的に日向にいるようにしています。
おかげですでに日焼けをして、こんがり狐色に。。。
さて、御津町の現場は耐力壁用の構造用合板や構造金物の取り付けが終わり、外壁下地と耐力壁を兼ねたダイライトを貼り終えました。
そして透湿防水シートを貼ったので、次は壁通気のための胴縁を止めていくようになります。
外観がハッキリしてきたので、ご近所さんによく「だいぶできましたね」とか「完成が近そうですね」と声をかけられるのですが、「全然まだまだです」とお答えしています。
最近のハウスメーカーにおける大工工事の期間は1人で1ヶ月~2ヶ月、2人で3週間~4週間くらいなので、そうゆう感覚で見られるようですが、手が込んだ在来工法ではそんな風にはいきません。
こちらのお宅は半分は1人、半分は2人で大工工事をさせていただいたのですが、トータルで5ヶ月かかりました。
常時2人だと3、ヶ月半、常時1人だと7ヶ月の計算になります。
ひと昔前の住宅では珍しくない大工工事期間なのですが、最近ではやや珍しいかもしれません。
でも本来住宅というものは、子や孫へ受け継がれていくものであり、50年、100年経っても住み続けることができるように建てられるべきだと私は思います。
もちろん経年劣化によるメンテナンスは必要になってきますが。
住宅ローンが終わる頃(約30年後)には建て替えが必要になるようなガタがくる住宅には私は携わりたくないので、工事を直接請ける場合はもちろん、木工事だけの下請けをする場合でも、そのあたりのことをご理解いただいた方からしか仕事を請けないようにしています。
時代にそぐわないこだわりかもしれませんが、良い物を作るというこだわりを無くしたら、職人ではないと思うので、そこだけは大切にしていきたいと思っています。
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