2020.04.29 12:43外壁下地真備町のK様邸の増改築工事が着々と進行しております。外部にダイライトと呼ばれる耐震補強材を貼り、土台・柱・桁を面で繋いで堅めて、剛の建物にしていっています。ダイライトに透湿防水シートを貼り、厚さ21㎜の胴縁(どうぶち)と呼ばれる木材を柱・間柱の通りに打ち、この後ラス地板を胴縁にとめていきます。こうすることで透湿防水シートとラス地板の間...
2020.04.26 12:33防蟻工事既存部分にもしたように、増築部分もシロアリ屋さんに来ていただいて防蟻工事をしていただきました。私が今まで勤めた複数の工務店の全てが防蟻処理は大工が行っていました。そのため扱える薬剤は一般に市販されているもの。ゆえに防蟻に関しての補償期間はありません。しかし、本職のシロアリ屋さんによる防蟻工事では5年の保証書が発行されます。単価は上がります...
2020.04.26 12:21コントラスト真備町のK様邸の瓦工事が順調に済みました。既存部分の白壁とのコントラストがとても綺麗です。既存部分の二階の軒の下に棟の瓦が収まるか気掛かりではあったのですが、なんとか無事に収まってくれて、一安心です。その部分の写真が撮れていないので、また後日...。
2020.04.17 16:28在庫木造建築をしていると、欲しい時に欲しい物が無いということがおこります。桧(ひのき)・杉・米松などの一般的な材料はいつでも手に入れることは可能ですが、欅(けやき)・地松・栗・栃(とち)・桜など、見せる(魅せる)造作材として使用されるものは、サイズや乾燥度、諸々の条件が合う物がすぐには見つからないことがよくあります。そのような場合、ある物の中...
2020.04.14 20:41通気工法日中の日射により屋根材や外壁が高温になり、断熱材だけでは防ぎきれない為、考案されたのが通気工法です。外壁の中に空気層を設け、屋根下地の中にも空気層を設け、暖められた空気が上へ上へと上がっていき棟部分から大気へ放射されるようになっています。壁だけに通気工法を施して軒裏に換気口を設ける軒裏換気と、壁と屋根の通気層を繋げて棟に換気口を設ける棟換...
2020.04.14 20:23屋根仕舞い先日上棟を致しました真備町のK様邸の増築部分の屋根下地工事が終了しました。最近行われてる大体の建前では、その日のうちに屋根下地が出来てしまいます。屋根の下地材までプレカット工場で加工されたものを並べて釘打ち機で止めていくだけですからね。効率的ですし、天気に悩まされることも少なくてすみます。しかし私が推奨している通気工法ではそうはいきません...
2020.04.07 16:34大安吉日本日は大安吉日で上棟吉日。ということで、真備町のK様邸の増築部分の建前を行いました。墨付けをして手刻みで加工された構造材はプレカット工場で加工されたものとは違い、組んでいくのにとても手間がかかります。差仕口の枘(ほぞ)は長く、仕口のアリや室(しつ)は木殺しをしてようよう入る程度にし、荷受けがよく、極力ヨレが生じないようにと刻んでいますから...
2020.04.01 12:56金輪継ぎ(パート2)刻みが大分進んだので、刻んだ金輪継ぎを継いで、付き具合をみました。墨付けをした線を半分残すように刻むのがセオリーですけど、場所や意匠によって、墨を残すところ、墨を殺すところ、墨を残して木も残すところなど様々です。これだけ手間・知識・技術・時間を要しているので、手刻みで建てられた家はやはり丈夫で長持ちするでしょうね。
2020.04.01 12:39立つまで昔から刃物が立つまで研げと言われてましたが、鉋(かんな)なら結構簡単にたつようになります。立つということは、研いだ表面が平らであるということです。研ぎは一生と言うので、まだまだ発展途上ですが、弟子の頃に毎日必死で研いでいた甲斐があり、研ぐ機会がめっきり減った今でも【手】が覚えていてくれています。
2020.04.01 12:27木くず手刻みをしていると、毎日ものすごい量の木くずやおが屑がでます。これらももちろん産廃です。昔は土を掘って燃やしたりしてたそうですけど、今のご時世ではそれは御法度です。木くずをお金を払って処分してもらわないといけない時代がくるなんて...最近ではヘリコプターで監視して回ったりするそうです。見つかったらウン百万円の罰金で、1000万円の罰金を払...
2020.04.01 12:16手仕上げ今刻んでいる構造材を鉋(かんな)で削って仕上げています。朝から晩まで鉋で削っては研いで、削っては研いでを繰り返しているので、全身が筋肉痛です...しかし、それにしても材料が美しい!仕上がった材料を見るとなおのこと‼やはり建築はこうでないといけませんよね。